ひより保育園(鹿児島県 霧島市)

ひより保育園|鹿児島県霧島市

「食べることは、生きること」から始まった保育園。

2017年、鹿児島県霧島市に開園。

ひより保育園では、子どもを「教えられる側」としてではなく、自分で考え、選び、暮らしをつくる一人の人として捉えてきました。

その象徴が「食」です。

毎日のごはんを自分たちで炊く。野菜を切る。味噌を仕込む。畑で育てる。給食から出た生ごみはコンポストへ、堆肥は再び畑へ。年長児になると、自分たちでレストランを開き、その売上を遠足の資金にすることにも挑戦します。

料理は、自分の身体と自分をとりまく世界との関係を具体的に知るための大きな入り口であると同時に、ゴールをイメージして試行錯誤し、なんとか形になったものを振り返って次に繋げるという行動習慣を身につけるための最高の教材でもあります。そして何より、この時期の子どもたちにとって、誰かと一緒においしいものをお腹いっぱい食べるという行為は幸せそのものなのです。

食育を特別な「活動」にするのではなく、食材を選ぶこと、料理すること、食べること、片づけることまでを、子どもたちの日々の暮らしそのものとして捉えてきました。

また、一日の過ごし方や行事についても、大人があらかじめすべてを決めるのではなく、子どもたち自身が話し合い、考え、つくっていきます。

こうした実践から生まれたレシピ本『「ひより食堂」へようこそ―小学校にあがるまでに身に付けたいお料理の基本』は、国内外で高く評価されました。

主な受賞歴
・第14回キッズデザイン賞「経済産業大臣賞」(2020年)
 「ひより保育園 食育活動とツール開発」として、食育活動・レシピ本・子ども包丁を一体で評価
・グッドデザイン賞「金賞」(2020年)
・Gourmand World Cookbook Awards 2020
 Children部門「BEST IN THE WORLD」世界1位
 BOOK OF THE YEAR – BEST IN ALL CATEGORIES 選出

ひよりで積み重ねてきた「食べることから世界を学ぶ」「子ども自身が暮らしの主体になる」という考え方は、新留小学校の「食」という学びの柱へとつながっています。