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  • 姶良市長の米丸まき子です。

    いつも姶良市の市政に対し、温かいご理解とご協力をいただき、心より感謝申し上げます。
    本日は、本市が推進する地方創生プロジェクトと、それを支える「企業版ふるさと納税」によるご支援の
    お願いです。

    現在、姶良市では、地域の活性化や、次世代を担う子どもたちの多様な学びの場を創出するため、一般財
    団法人私立新留小学校設立準備財団による「私立新留小学校」の設立に向けた取組を応援しています。
    このプロジェクトは、鹿児島県姶良市の旧新留小学校を舞台に、2027 年 4 月の開校を目指して進められ
    ている、新しい小学校づくりです。

    かつて地域の子どもたちが学び、地域の皆様に親しまれてきたこの場所を、再び子どもたちの学びの場
    としてよみがえらせる取組でもあります。

    この学校は、子どもたちが学ぶ場所であると同時に、地域の皆様が集い、世代を超えてつながる、まちの
    大切なよりどころとなることを目指しています。
    子どもたちはもちろん、地域に暮らす方々、先生方、事業者の皆様、農業や食に関わる方々がともにつな
    がり、地域に開かれた学びの場をつくってまいります。

    この学校が姶良市にできる意味は、単に一つの私立小学校が誕生するということにとどまりません。
    人口減少や少子高齢化が進む中山間地域において、かつて地域の中心であった学校に再び灯りがともる
    ことは、地域そのものの再生につながります。

    旧新留小学校は 2007 年に休校、2020 年に廃校となりましたが、その校舎を起点に、新たな教育と地域
    づくりの拠点として再び活用しようとする挑戦です。
    また、新留小学校では、近隣の生産者と連携した給食、まちに開かれたランチルームやライブラリーな
    ど、地域とともに学びの環境をつくる構想が掲げられています。
    これは、子どもたちの教育だけでなく、地元の一次産業、食、文化、自然、地域コミュニティを次世代へ
    つなぐ大切な取組でもあります。

    姶良市にとっての意義は、大きく三つあります。
    一つ目は、子どもたちに多様な学びの選択肢が生まれることです。
    公立・私立という枠を超えて、姶良市に「教育で選ばれるまち」という新しい魅力が加わります。
    二つ目は、移住・定住の促進です。
    子育て世代にとって、教育環境は住む場所を選ぶ大きな理由の一つです。魅力ある学びの場があること
    は、姶良市への移住や定住を後押しする力になります。
    三つ目は、地域経済への波及です。
    学校を中心に、地元の食材、生産者、商店、地域活動、文化体験などがつながることで、小さくても温度
    のある地域経済が育まれていきます。

    本市と当該準備財団とは、昨年 5 月 8 日に「旧新留小学校跡地に関する基本協定」を締結し、地域全体
    の教育環境向上に向けて連携を進めてまいりました。
    この取組は、単なる学校づくりではなく、姶良市の未来への投資です。
    子どもたちの学びを豊かにし、地域の資源を生かし、企業の皆様とともに地方創生の新しいモデルをつ
    くっていく挑戦です。
    この事業を安定的・継続的に推進するため、姶良市では条例に基づき「姶良市企業版ふるさと納税基金」
    を設置しています。

    皆様からいただく企業版ふるさと納税、地方創生応援税制によるご寄附は、この基金に一度積み立てら
    れた後、協定に基づく学校設立支援事業をはじめ、本市の重要な地方創生事業に、適正かつ透明性を持っ
    た手続きのもとで役立てられます。

    法人住民税などから最大約 9 割の税制優遇が受けられるほか、ご寄附をいただいた企業様は、本市の公
    式ホームページ等で、地方創生への貢献企業として広く発信させていただきます。
    企業の SDGs 活動、特に「質の高い教育」「住み続けられるまちづくり」「地域との共創」にもつながる
    取組として、ぜひご検討ください。

    子どもたちの未来と、姶良市の地方創生を、私たちとともに創り上げていただけませんか。
    経営者の皆様からの温かいご支援を、心よりお待ち申し上げております。

    米丸まき子氏

    姶良市長
  • 小学校って何だろう。人生で最も心身の変化が大きい時期の子どもたちが集う、学びと遊びの広場だろうとぼくは思う。「学びは真似び」である。サルは仲間の行為をすぐにコピーできない。でも、人間の赤ちゃんは生後6か月もすると近くにいる人の表情を真似し始める。1歳を過ぎると指差しをして自分が見ているものをみんなで共有しようとする。そして、乳離れをすると食事を通して、世界が自分に優しいことを覚えていくのだ。

     小学生は初めて親元を離れて、自分たちだけの世界を作り始める。花や葉っぱや、虫や鳥や、魚やカエルたちがそれを導く。自然は子供たちがこれから作っていく格好のモデルとなる。小学校はただ机に座って黒板を見つめ、先生の言うことを頭に入れる場所ではない。みんなでくすくす笑いながら面白いことを考えたり、手を握り、体をぶつけ合っていっしょに新たな世界を探検し、体験する場所なのである。

     新留小学校はどんな小学校になるんですか、って聞いたら、「学校の内と外に垣根のない、子どもが子ども時代を生きられる小学校です」という答えが返ってきた。うん、それはわかりやすい。僕は昭和の小学生だったから、毎日お母さんが作ってくれた弁当をもって学校へ行き、みんなとしゃべくりまくり、図書館に入り浸り、校庭で相撲やドッジボールに明け暮れ、帰りには寄り道をして探検ごっこに熱中したものだ。今、再興し始めている新留小学校を訪問した時、昭和の懐かしい思いが胸をよぎった。学校の庭が外の森とつながり、林道を歩くと蛍が光のネットとなって僕らを包んでくれる。給食は地元の食材を使って、お母さんやおばあちゃんの味を満喫させてくれるという。ここでこそ、子どもたちが自由に学び、遊ぶことができるに違いない。

     ぜひとも、この「ふつうの小学校」プロジェクトを成功させよう。昭和世代の皆さん、そして昭和を体験できなかった皆さん、みんなでこのプロジェクトに参加し、未来を担う子供たちをいっしょに育てよう。何事も始まりが重要だから、大きな構想を持てるように、しっかりと資金援助をしたい。皆さん一人一人の優しい志がこのプロジェクトの未来を支えます。来年の春に桜とともに、すてきな新留小学校の開校を迎えるように、心からご支援をお願いする次第です。

    山極 壽一氏

    霊長類学者
  • 新留小学校の設立を心から応援しています。この学校が、子どもたちと地域をつなぎ、地域コミュニティや経済の再生につながっていく未来を楽しみにしています。

    それにとどまらず、日本の教育システムにも大きな影響を与え、子どもたちの笑顔があふれるサステナブルな社会を実現するきっかけとなることを期待しています。

    前鶴 俊哉氏

    株式会社ニップン 代表取締役会長
  • 新留小学校設立に向けた市・自治会との調印、おめでとうございます。
    これは本当にわくわくする出来事です。
    子どもを育てることほど大切なことはありません。だからこそ、私たちは本当に、今の子どもたちのために“ちゃんと機能する学校”が必要なのです。
    皆さんの取り組みに感謝します。
    ※2025年5月の調印式へのお祝いメッセージ

    ピーター・M・センゲ 氏

    マサチューセッツ工科大学(MIT)
    スローン経営大学院 上級講師
    組織学習協会(SoL) 創設者
  • 今日祝われているのは単なる新しい学校の設立ではなく、地域の文化や人間関係、そして責任の共有に根ざした、大胆で希望に満ちた再生プロセスの始まりです。
    実際、新留の取り組みは、学校がいかにして地域再生の中核となりうるかを示す“生きたプロトタイプ”だと私は考えています。食・ことば・世代を超えた協働を学びの中心に据えることで、この地域の取り組みが、持続可能性、ウェルビーイング、包摂的な発展といった世界的な問いに対する答えを提供しうることを示しています。
    ※2025年5月の調印式へのお祝いメッセージ

    エツィオ・マンズィーニ 氏

    ミラノ工科大学名誉教授
    DESISネットワーク 会長
  • 鹿児島で保育園、レストラン、農産物直売所を訪れ、地域の農と教育が見事に結びついている姿に深く感動しました。子どもたちが味噌づくりや堆肥化を通じて循環を学ぶ取り組みは、まさに“食べることが学ぶこと”を体現しています。これを小学校へと広げ、地域のネットワークと連動させることは、鹿児島の文化と自然に根ざした“new/old school”の誕生だと思います。地域に信頼と希望を育むこの挑戦が、日本の未来のモデルになることを確信しています。

    ダン・ヒル 氏

    メルボルン大学
    元スウェーデン政府イノベーション庁
    ストラテジックデザイン・ディレクター
  • 学びは、人が一生を通じて修め続ける重要な営みです。
    どのようにして望ましい学びの考え方や学び方を育てていくかは、教育における最も中核的な課題の一つでもあります。
    また、教育の場の選択や教育方法の設計は、その人が将来どのように世界を捉えるかに深く影響します。

    現代の主流教育は、長らく教科学習や進学志向に偏りがちであり、学びが実生活から乖離してしまう傾向があります。さらには、教育そのものが次第に功利的なものへと傾いてしまう側面も見られます。
    しかし、本来の深い学びは、教室や書物の中だけにとどまるものではなく、子どもたちが地域に入り、生活を理解し、現実の場の中で環境を読み取る力や、協働する力、自律的に学ぶ力、そして社会に関わる力を育んでいくものであるべきです。

    近年では、従来の教科中心の制度教育に対して、「子どもの学び」を中心に据えた教育実践やオルタナティブ教育の取り組みが広がりつつあり、現代教育に新たな可能性と希望をもたらしています。
    鹿児島県姶良市にある新留小学校は、まさにそうした感動を与えてくれる教育の場の一つです。

    学校は周囲を山々に囲まれ、豊かな自然環境に恵まれており、地域の生態や暮らしの文化といった資源にあふれています。
    ここでは、教師たちが教育革新への強い想いを持ち、五感を使った学びを軸にしたカリキュラムを積極的に展開しています。子どもたちが日常生活の中から環境や食、地域文化、人と人とのつながりを理解し、持続可能な暮らしの意味を体験的に学ぶことを目指しており、それは単なる知識としての理解にとどまりません。

    新留小学校が示しているのは、教育の革新にとどまらず、「子どもを地域に取り戻す」という教育の在り方そのものです。
    地域に根ざした学びを通して、子どもたちは土地や自然、コミュニティ、そして他者との関係を再び結び直し、未来社会を生きていくために必要な力を育んでいきます。

    新留小学校が今後も地域における教育革新の重要なモデルとなり続けることを願うとともに、将来的には台湾・南投地域の小学校と鹿児島・新留小学校との間で国際的な文化交流が実現することを期待しています。子どもたちが国境を越えた学びと地域との関わりを通して、より広い視野と持続可能な未来を共に切り拓いていくことを心から願っています。

    張力亞 氏

    台湾国立曁南国際大学
    副教授 公共行政・政策学 博士
  • 韓国においても人口減少や地域コミュニティの縮小は大きな課題となっております。
    そのような中で、新留小学校の取り組みは、単なる学校の設立にとどまらず、「地域の未来を地域の人々と共に創り上げていく挑戦」であると強く感じました。
    特に、地域に新たな繋がりや希望を生み出そうとしている点に、非常に大きな意義を感じております。
    鹿児島で皆さまのお話を伺い、地域に対する温かい想いや実践力に深く感銘を受けました。新留小学校の挑戦が、多くの地域にとって新たな希望のモデルとなることを、心より祈念いたしております。

    イ・ジェスン 氏

    大韓民国国会 行政安全委員会
    立法調査官